データ通信と制御(全58問中57問目)
No.57解説へ
LANにおける媒体アクセス制御方式のうち,伝送媒体上でのデータフレーム衝突を検出する機能をもつ方式はどれか。
出典:平成16年春期 問65
- CSMA/CA
- CSMA/CD
- トークンパッシングバス
- トークンパッシングリング
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解説
CSMA/CDは、Carrier Sense Multiple Access with Collision Detectionの略で、日本語に訳すと「搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式」となります。
CSMA/CD方式は一本の同軸ケーブルに複数のコンピュータが接続されているバス型のトポロジを前提としており、次のような手順で送信が行われます。
CSMA/CD方式は一本の同軸ケーブルに複数のコンピュータが接続されているバス型のトポロジを前提としており、次のような手順で送信が行われます。
- 伝送路上に他のノードからフレームが送出されていないかを確認する。
- 複数のクライアントは同じ回線を共用し、他者が通信をしていなければ自分の通信を開始する。
- 複数の通信が同時に行われた場合は衝突を検出し、送信を中止してランダム時間待ってから再び送信をする。
- CSMA/CAは無線LANの規格であるIEEE802.11系で使用されている通信プロトコルです。無線通信では信頼できる衝突検出の仕組みがありません。
- 正しい。
- トークンパッシング方式では、LAN上を高速で巡回するトークンを確認したノードのみが送信権を得るため、衝突が発生しない仕組みになっています。
- 「ウ」と同様の理由で衝突は発生しません。
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