情報セキュリティ(全127問中16問目)
No.16解説へ
チャレンジレスポンス認証方式に該当するものはどれか。
出典:令和2年免除 問38
- 固定パスワードをTLSによって暗号化し,クライアントからサーバに送信する。
- 端末のシリアル番号を,クライアントで秘密鍵を使って暗号化してサーバに送信する。
- トークンという装置が自動的に表示する,認証のたびに異なるデータをパスワードとしてサーバに送信する。
- 利用者が入力したパスワードと,サーバから受け取ったランダムなデータとをクライアントで演算し,その結果をサーバに送信する。
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解説
チャレンジレスポンス方式は、通信経路上に固定パスワードを流さないようにすることで、盗聴によるパスワードの漏えいやリプレイアタックを防止する認証方式です。
チャレンジレスポンス方式では以下の手順で認証を行います。
チャレンジレスポンス方式では以下の手順で認証を行います。
- サーバは、クライアントから要求があるたびに異なる乱数値(チャレンジ)を生成して保持するとともに、クライアントへ送る。
- クライアントは、利用者が入力したパスワードと(1)でサーバから送られた"チャレンジ"から所定の方法でレスポンスを計算する。
- クライアントは、(2)で生成した"レスポンス"と利用者が入力した利用者IDをサーバに送る。
- サーバは、クライアントから受け取った利用者IDで利用者情報を検索して、取り出したパスワードと(1)で保持していた"チャレンジ"を用いてクライアントと同じ手順でレスポンスを生成する(レスポンス照合データ)。
- サーバは、"レスポンス照合データ"とクライアントから受け取った"レスポンス"を比較し、両者が一致すれば認証成功とする。
- チャレンジレスポンス方式では、固定パスワードとサーバから送信された乱数(チャレンジ)を組み合わせたものをハッシュ化又は暗号化してサーバに返信します。
- 端末のシリアル番号は送信しません。端末ごとに固有の番号を使用するといつも同じ認証データが使われることになるので、リプレイアタックを受ける可能性があります。
- 時刻同期式ワンタイムパスワードの説明です。チャレンジレスポンス方式ではトークンは不要です。
- 正しい。チャレンジレスポンス認証方式の特徴です。
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