ソフトウェア構築(全40問中25問目)
No.25解説へ
ブラックボックステストにおけるテストケースの設計方法として,適切なものはどれか。
出典:平成22年秋期 問48
- プログラム仕様書の作成又はコーディングが終了した段階で,仕様書やソースリストを参照して,テストケースを設計する。
- プログラムの機能仕様やインタフェースの仕様に基づき,テストケースを設計する。
- プログラムの処理手順,すなわちロジック経路に基づき,テストケースを設計する。
- プログラムのすべての条件判定で,真と偽をそれぞれ1回以上実行させることを基準に,テストケースを設計する。
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解説
ブラックボックステストは、システムの内部構造を考慮せず、システムに与える入力とそれに対する出力だけに着目して、入力に対する出力が仕様書どおりになっているかを検証するテストです。内部でどのような処理が行われているのかは無視するため、システムの内部をブラックボックス(中が見えない箱)に見立てて「ブラックボックステスト」といいます。具体的なテスト手法としては、同値分割、限界値分析、原因-結果グラフ、エラー推測などがあります。
逆にプログラムの内部構造や処理に注目して実施するテストを「ホワイトボックステスト」といいます。こちらは、主に開発者自身が作成したプログラムが仕様書通りに実装されているかを検証する目的で実施されます。
プログラムの内部構造や処理への着目の有無を考えると、選択肢の中でただ一つ、プログラムの内部構造を見ずに機能仕様に基づいてテストする「イ」がブラックボックステストだとわかります。なお、他の選択肢はホワイトボックステストの例です。
逆にプログラムの内部構造や処理に注目して実施するテストを「ホワイトボックステスト」といいます。こちらは、主に開発者自身が作成したプログラムが仕様書通りに実装されているかを検証する目的で実施されます。
プログラムの内部構造や処理への着目の有無を考えると、選択肢の中でただ一つ、プログラムの内部構造を見ずに機能仕様に基づいてテストする「イ」がブラックボックステストだとわかります。なお、他の選択肢はホワイトボックステストの例です。
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