システム監査(全69問中26問目)
No.26解説へ
システム監査の実施体制に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成29年春期 問60
- 監査依頼者が監査報告に基づく改善指示を行えるように,システム監査人は監査結果を監査依頼者に報告する。
- 業務監査の一部として情報システムの監査を行う場合には,利用部門のメンバーによる監査チームを編成して行う。
- システム監査人が他の専門家の支援を受ける場合には,支援の範囲・方法,及び監査結果の判断などは,ほかの専門家の責任において行う。
- 情報システム部門における開発状況の監査を行う場合には,開発内容を熟知した情報システム部門のメンバーによる監査チームを編成して行う。
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解説
- 正しい。システム監査基準では監査報告書の提出と開示 について「実施した監査の目的に応じた適切な形式の監査報告書を作成し、遅滞なく監査の依頼者に提出しなければならない」と定めています。
- 情報システム部門と利用部門の間には利害関係が生じる可能性があるため、システム監査人の独立性の観点から不適切です。
- システム監査人の責任において行います。
システム監査基準では「他の専門職による支援を仰ぐ場合であっても、利用の範囲、方法、及び結果の判断等は、システム監査人の責任において行われなければならない。 」と定めています。 - 自身が所属する部門の監査を行うことは、システム監査人の独立性の観点から不適切です。
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