システム監査(全69問中65問目)
No.65解説へ
システム監査人の独立性が保たれている状況はどれか。
出典:平成22年春期 問58
- 営業部門の要員を監査チームのメンバーに任命し,営業部門における個人情報保護対策についての監査を行わせる。
- 監査法人からシステム監査人を採用して内部監査人に位置付け,社内の業務システム開発についての監査を行わせる。
- システム部門の要員を監査部門に異動させ,システム部門に所属していたときに開発に参加したシステムの保守についての監査を担当させる。
- 社内の業務システム運用を委託しているITベンダーの監査部門に依頼し,社内の業務システム運用についての外部監査を担当させる。
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解説
システム監査人は、総合的に情報システムを評価し、助言・勧告・改善活動のフォローアップなどを行うという監査活動の特性上、客観的な判断をするために被監査部門から外観上・精神上の独立した立場であることが求められます。
- 外観上の独立性
- システム監査人は、システム監査を客観的に実施するために、監査対象から独立していなければならない。監査の目的によっては、被監査主体と身分上、密接な利害関係を有することがあってはならない
- 精神上の独立性
- システム監査人は、システム監査の実施に当たり、偏向を排し、常に公正かつ客観的に監査判断を行わなければならない
- 営業部門の要員が営業部門を監査することになるため、外観上の独立性が保たれていません。
- 正しい。外部から登用した監査人なので組織内の関係者との利害関係がないこと、また被監査対象が別の部門なので独立性が保たれています。
- 以前にシステム部門に所属していた要員が、システム部門の監査を行うことになるので、外観上の独立性が保たれていません。
- 業務として委託している内容と同様のものを監査することになるため、外観上の独立性が保たれていません。
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