情報システム戦略(全40問中7問目)
No.7解説へ
エンタープライズアーキテクチャを構成するアプリケーションアーキテクチャについて説明したものはどれか。
出典:平成31年春期 問61
- 業務に必要なデータの内容,データ間の関連や構造などを体系的に示したもの
- 業務プロセスを支援するシステムの機能や構成などを体系的に示したもの
- 情報システムの構築・運用に必要な技術的構成要素を体系的に示したもの
- ビジネス戦略に必要な業務プロセスや情報の流れを体系的に示したもの
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解説
エンタープライズアーキテクチャ(EA:Enterprise Architecture)とは、社会環境や情報技術の変化に素早く対応できるよう「全体最適」の観点から業務やシステムを改善するフレームワークであり、 組織全体として業務プロセスや情報システムの構造、利用する技術などを、 整理・体系化したものであり、大企業や政府機関などといった巨大な組織(enterprise)の 業務手順・情報システムの標準化、および組織の最適化を進め、 効率よい組織の運営を図るための方法論です。
EAは、4つの体系から構成されています。
EAは、4つの体系から構成されています。
- ビジネス・アーキテクチャ(政策・業務体系)
- 政策・業務の内容、実施主体、業務フロー等について、 共通化・合理化など実現すべき姿を体系的に示したもの。
構成要素…業務説明書、機能構成図、機能情報関連図、業務フローなど - データ・アーキテクチャ(データ体系)
- 各業務・システムにおいて利用される情報すなわちシステム上のデータの内容、 各情報(データ)間の関連性を体系的に示したもの。
構成要素…情報体系クラス図、エンティティ・リレーション図、データ定義表など - アプリケーション・アーキテクチャ(処理体系)
- 業務処理に最適な情報システムの形態を体系的に示したもの。
構成要素…情報システム関連図、情報システム機能構成図など - テクノロジ・アーキテクチャ(技術体系)
- 実際にシステムを構築する際に利用する諸々の技術的構成要素 (ハード・ソフト・ ネットワーク等)を体系的に示したもの。
構成要素…ネットワーク構成図、ソフトウェア構成図、ハードウェア構成図など
- データアーキテクチャの説明です。
- 正しい。アプリケーションアーキテクチャの説明です。
- テクノロジアーキテクチャの説明です。
- ビジネスアーキテクチャの説明です。
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