調達計画・実施(全19問中7問目)
No.7解説へ
RFIに回答した各ベンダーに対してRFPを提示した。今後のベンダー選定に当たって,公正に手続を進めるためにあらかじめ実施しておくことはどれか。
出典:平成28年秋期 問66
- RFIの回答内容の評価が高いベンダーに対して,選定から外れたときに備えて,再提案できる救済措置を講じておく。
- 現行のシステムを熟知したベンダーに対して,RFPの要求事項とは別に,そのベンダーを選定しやすいように評価を高くしておく。
- 提案の評価基準や要求事項の適合度への重み付けをするルールを設けるなど,選定の手順を確立しておく。
- ベンダー選定後,迅速に契約締結をするために,RFPを提示した全ベンダーに内示書を発行して,契約書や作業範囲記述書の作成を依頼しておく。
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解説
RFP(Request for Proposal,提案依頼書)は、情報システムの調達を予定している企業・組織が、発注先候補のITベンダーに対して具体的なシステム提案をするように求めること、またはそれらのシステム要件や調達要件を取りまとめた文書をいいます。
- 特定のベンダーに対して有利な条件であるため公正な手続きとはいえません。
- 特定のベンダーに対して有利な条件であるため公正な手続きとはいえません。
- 正しい。RFPの発行にあたり、取得者側は、提案書の評価基準や要求事項適合度の重み付けを含めて、ベンダー選択の手順を確立しておくことが望ましいとされています。
- 契約交渉におけるユーザーとベンダーのパワーバランスは、特定のベンダーに内示を与えた時点でそのベンダー側に大きく傾くことになってしまいます。よって、公正に手続きを進めるためには内示書を発行すべきではありません。
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