経営戦略手法(全39問中6問目)
No.6解説へ
アンゾフの成長マトリクスにおける多角化戦略に当てはまるものはどれか。
出典:令和2年免除 問68
- 新たな機能を付加した製品や新規に開発した製品を,現在の市場に投入する。
- 技術開発,業務提携,M&Aなどで,新たな製品や市場での成長の機会を求める。
- 現在の市場で現有製品の広告,宣伝を強化し,顧客の購入頻度や購入量を増やす。
- 現有製品で海外市場に進出し,新たな市場セグメントの開拓を図る。
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解説
アンゾフの成長マトリクスは、経営学者のH・イゴール・アンゾフ(H. Igor Ansoff)が提唱したもので、縦軸に「市場」、横軸に「製品」をとり、それぞれに「既存」「新規」の2区分を設け、4象限(市場浸透,製品開発,市場開拓,多角化)のマトリクスとしたものです。事業が成長・発展できる経営戦略を検討するために適したフレームワークです。それぞれの象限に分類された場合の戦略は次のようになっています。
- 市場浸透(既存製品・既存市場)
- 他社のマーケットシェアを奪ったり、自社の優良顧客を増やしたりすることで成長を図る戦略
- 製品開発(新規製品・既存市場)
- 現在の顧客に対して新しい製品を提案することで成長を図る戦略
- 市場開拓(既存製品・新規市場)
- 現状の製品を新しい顧客に提案することで成長を図る戦略
- 多角化(新規製品・新規市場)
- 現在の事業と関係のない新しい分野に進出することで成長を図る戦略
- 製品開発戦略に該当します。
- 正しい。多角化戦略に該当します。
- 市場浸透戦略に該当します。
- 市場開拓戦略に該当します。
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