業務分析・データ利活用(全119問中106問目)
No.106解説へ
図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成17年秋期 問77
- xからyを推定するためには,二次回帰係数の計算が必要である。
- xからyを推定するための回帰式は,yからxを推定する回帰式と同じである。
- xとyの相関係数は正である。
- xとyの相関係数は負である。
正解 エ問題へ
広告
解説
散布図は、縦軸・横軸に2項目の量や大きさ等を対応させて、分析対象のデータを打点した図で、2項目間の分布・相関関係を把握するのに使用されます。
散布図では、打点したデータ群が右上がりの形状に分布していれば正の相関(一方が上がるともう一方も上がる関係)があり、右下がりの形状に分布していれば負の相関(一方が上がるともう一方は下がる関係)があると判断します。相関係数は-1~+1の間の実数値で相関の強さを表し、+1に近ければ正の相関、-1に近ければ負の相関があることになります。0に近いときには2項目間の相関はないと考えます。
設問の散布図は、データ群が右下がりの形状を示しているため、xとyには負の相関があり、相関係数は負であると読み取れます。したがって「エ」が正解です。
散布図では、打点したデータ群が右上がりの形状に分布していれば正の相関(一方が上がるともう一方も上がる関係)があり、右下がりの形状に分布していれば負の相関(一方が上がるともう一方は下がる関係)があると判断します。相関係数は-1~+1の間の実数値で相関の強さを表し、+1に近ければ正の相関、-1に近ければ負の相関があることになります。0に近いときには2項目間の相関はないと考えます。
設問の散布図は、データ群が右下がりの形状を示しているため、xとyには負の相関があり、相関係数は負であると読み取れます。したがって「エ」が正解です。
- xとyの関係は線形なので、1次の回帰式で表すことができます。
- xからyを推定する回帰式と、yからxを推定する回帰式は異なります。
- 負の相関なので相関係数は負となります。
- 正しい。
広告