業務分析・データ利活用(全119問中113問目)
No.113解説へ
T商店では毎日KとLという菓子を作り,これを組み合わせて箱詰めした商品MとNを販売している。箱詰めの組合せと1商品当たりの利益は表に示すとおりである。Kの1日の最大製造能力は360個であり,Lの1日の最大製造能力は240個である。すべての商品を売ったときの1日の販売利益を最大にするように,商品MとNを作ったときの利益は何円か。
出典:平成17年春期 問78
- 24,000
- 36,000
- 40,000
- 48,000
正解 ウ問題へ
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解説
商品MとNをつくるにあたり、最大の利益を得るための組合せとしては次の3つのケースが考えられます。
- 商品Mを限度まで製造し、残りの菓子で商品Nを製造する。
- 商品Nを限度まで製造し、残りの菓子で商品Mを製造する。
- それぞれの菓子の製造可能量すべてを使いきるように商品Mと商品Nの製造個数を調節する。
- 商品Mの製造限度個数は、
菓子K 360÷6=60
菓子L 240÷2=120
から、60個になります。商品Mを60個販売した場合の利益は、
600×60=36,000円 - 商品Nの製造限度個数は、
菓子K 360÷3=120
菓子L 240÷4=60
から、60個になります。商品Nを60個販売した場合の利益は、
400×60=24,000円 - KとLをすべて使い切るような商品M,Nの製造個数は連立方程式によって求めます。方程式中の文字xは商品Mの製造個数、文字yは商品Nの製造個数です。
{ 6x+3y=360 }
{ 2x+4y=240 }
↓
{ 2x+y=120 ①}
{ x+2y=120 ②}
②の式からxを求める。
x+2y=120
x=120-2y
①の式のxに120-2yを代入
2(120-2y)+y=120
240-4y+y=120
-3y=-120
y=40 …Nの販売個数
②の式のyに40を代入
x+2×40=120
x+80=120
x=40 …Mの販売個数
KとLをすべて使用すると、商品MとNをそれぞれ40個ずつ販売できることがわかります。この時の利益は、
600×40+400×40=40,000円
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