業務分析・データ利活用(全119問中86問目)
No.86解説へ
毎年1,000,000個の製品を生産している工場がある。不良率は5%であり,不良品1個当たりの損失額は10円である。不良率を低減させ,製品1個当たりのコストを削減させるために,表に示す機器A,Bの導入を検討している。生産量,不良品1個当たりの損失額は変わらず,機器はそれぞれ5年間使用する。機器の導入によるコスト見積りに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成19年春期 問72
- 機器Aはコスト削減が期待できるが,機器Bではコスト増加になる。
- 機器Bはコスト削減が期待できるが,機器Aではコスト増加になる。
- どちらの機器を導入しても,コスト削減が期待できる。
- どちらの機器を導入しても,コストは導入前と変わらない。
正解 イ問題へ
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解説
現在の状態で5年稼動した場合、および機器A,Bを導入し5年稼動した場合のそれぞれのコストを計算します。(製造個数1,000,000個/年,損失額10円/個)
[現状]
1,000,000個×0.05×10円×5年
=50,000×10円×5年=2,500,000円
[機器A導入]
1,000,000個×0.035×10円×5年
=35,000×10円×5年=1,750,000円
この額に導入金額80万円が加算されます。
1,750,000+800,000=2,550,000円
[機器B導入]
1,000,000個×0.015×10円×5年
=15,000×10円×5年=750,000円
この額に導入金額160万円が加算されます。
750,000+1,600,000=2,350,000円
試算結果から、機器Aを導入した場合は現状と比較してコスト増加、機器Bを導入した場合はコスト削減が可能なことがわかります。
[現状]
1,000,000個×0.05×10円×5年
=50,000×10円×5年=2,500,000円
[機器A導入]
1,000,000個×0.035×10円×5年
=35,000×10円×5年=1,750,000円
この額に導入金額80万円が加算されます。
1,750,000+800,000=2,550,000円
[機器B導入]
1,000,000個×0.015×10円×5年
=15,000×10円×5年=750,000円
この額に導入金額160万円が加算されます。
750,000+1,600,000=2,350,000円
試算結果から、機器Aを導入した場合は現状と比較してコスト増加、機器Bを導入した場合はコスト削減が可能なことがわかります。
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