標準化関連(全14問中12問目)
No.12解説へ
"共通フレーム98(SLCP-JCF98)"に関する記述として,適切なものはどれか。
出典:平成17年秋期 問70
- IEEE版ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP)の規格である。
- ISO 9001における品質マネジメントシステムの国際規格である。
- ISO/IECによって,ISO 12207として制定されたSLCPの国際規格である。
- 日本国内のユーザー,ベンダー,学識経験者が共同で策定した,国内版SLCPの共通フレームである。
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解説
共通フレームは、日本のソフトウェア産業界において「共通の枠組み」となることを目的として策定された規格です。取得者と供給者双方、またはシステム開発に関わる全ての人が共通の認識の上で取引ができるように、ソフトウェアを中心としたシステムの企画、要件定義、開発、運用、保守、廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて必要な作業項目、役割等が包括的に規定されていて、ソフトウェア取引を明確化するための基準として使用することができます。
SLCP-JCFは、Software Life Cycle Process-Japan Common Frameの略で、ISO/IEC 12207によって規格化されたSLCPモデルに適合しつつ、日本の環境における独自の事項を加えた規格という意味を持っています。
SLCP-JCFは、Software Life Cycle Process-Japan Common Frameの略で、ISO/IEC 12207によって規格化されたSLCPモデルに適合しつつ、日本の環境における独自の事項を加えた規格という意味を持っています。
- 共通フレームは、国内版のソフトウェアライフサイクルプロセス規格で情報処理推進機構(IPA)によって策定されています。
- 共通フレームは品質マネジメントシステムの規格ではありません。
- 共通フレームは国際規格ではありません。国際規格に適合した日本独自の規格です。
- 正しい。共通フレームは、ユーザー企業、ベンダー企業、大学、経済産業省から成るWGによる策定された、日本版のソフトウェアライフサイクルプロセスの共通の枠組みです。
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