オペレーティングシステム(全107問中34問目)
No.34解説へ
ノンプリエンプティブなスケジューリング方式の説明として,適切なものはどれか。
出典:平成27年春期 問19
- 新しいタスクが実行可能状態になるたびに,各タスクの残りの実行時間を評価し,その時間が短いものから順に実行する。
- 実行状態としたタスクが決められた時間内に待ち状態に遷移しないときに,そのタスクを中断して実行待ち行列にある次のタスクを実行状態とする。
- 実行状態としたタスクが自ら待ち状態に遷移するか終了するまで,他のタスクを実行状態とすることができない。
- タスクが実行可能状態になったときに,そのタスクの優先度と,その時,実行状態であるタスクの優先度とを比較して,優先度が高い方のタスクを実行状態とする。
正解 ウ問題へ
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解説
「プリエンプティブ」と「ノンプリエンプティブ」は、どちらも複数のタスクを並行して処理を進めるマルチタスクOSにおいて、タスクの切り替えがどのように制御されるかを示したものです。
したがって「ウ」がノンプリエンプティブに関する記述です。
- プリエンプティブ
- OSがCPUやシステム資源を管理し、CPU使用時間や優先度などによりタスクの状態に切り替える方式
⇒OSの判断でタスクが切り替わる - ノンプリエンプティブ
- タスクの切替をプログラム自身に任せる方式で、プログラムが自発的にCPUを開放した時点で他タスクの実行が開始される
⇒プログラムの判断でタスクが切り替わる
したがって「ウ」がノンプリエンプティブに関する記述です。
- 処理時間順方式の説明です。
- ラウンドロビン方式の説明です。
- 正しい。ノンプリエンプティブに関する記述です。
- 優先順位方式の説明です。
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