基本情報技術者の難易度
基本情報技術者資格の難易度は、共通キャリア・スキルフレームワークの中でレベル2と位置付けられており、情報処理技術者試験の中では下から2番目の難易度の試験です。試験要綱に案内があるように各問題の出題レベルがITパスポートのレベル1からレベル2となり出題知識の広さと深さが増すことになります。たとえば「USB」インターフェイスの問題だとしたら、ITパスポートではただ機器の特徴が問われたのに対して、基本情報技術者試験ではより突っ込んだ最大接続台数や転送モード・最大転送速度の問題が出題されたりするということです。
ITパスポート試験との難易度比較
すでにITパスポートなどを受験された方のためにもわかりやすいように、基本情報技術者試験との比較をしてみましょう。
合格率をみてもわかるように、基本情報技術者試験はITパスポート試験と比べて難易度が上がることは間違いありません。試験時間も科目Aと科目Bに分かれて長くなります。
この中で学習のネックになるのが午後問題で出題されるアルゴリズムやプログラミングに関する分野でしょう。語句の暗記問題とは情報処理の応用理解が求められるため、今まで勉強したことのない人にとっては一からの勉強で理解まで時間がかかると思います。
ITパスポート試験の合格者は有利
基本的に上記のITパスポート試験の受験勉強で学習した内容はそのまま役に立ちます。
特に午前問題のマネジメント・ストラテジについてはほぼ学習する必要がないほどだと思います。テクノロジ系でもITパスポート試験を合格した時点で基礎はできているので、情報処理の初学者と比較すると勉強期間をかなり短縮することができるでしょう。
基本情報技術者の頻出分野であるテクノロジ系を重点的に学習し、昔勉強した分野は過去問の演習で出題パターンを暗記していきましょう。