令和元年秋期試験問題 午前問51

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
二つのアクティビティが次の関係にあるとき,論理的な依存関係はどれか。

"システム要件定義プロセス"が完了すれば,"システム方式設計プロセス"が開始できる。

  • FF関係(Finish-to-Finish)
  • FS関係(Finish-to-Start)
  • SF関係(Start-to-Finish)
  • SS関係(Start-to-Start)
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分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの時間
解説
4つの関係は、それぞれアクティビティ同士の依存関係を表現します。
FF関係(Finish-to-Finish,終了-終了)
「受付が終了したら試験会場への入場を終了する」というように、あるアクティビティの終了が、他方のアクティビティの終了条件になっている関係。
FS関係(Finish-to-Start,終了-開始)
「受付が終了してから試験を開始する」というように、あるアクティビティの終了が、他方のアクティビティの開始条件になっている関係。
SF関係(Start-to-Finish,開始-終了)
「試験が開始されたら受付を終了する」というように、あるアクティビティの開始が、他方のアクティビティの終了条件になっている関係。
SS関係(Start-to-Start,開始-開始)
「受付が開始されたら試験会場への入場を開始する」というように、あるアクティビティの開始が、他方のアクティビティの開始条件になっている関係。
「"システム要件定義プロセス"が完了すれば,"システム方式設計プロセス"が開始できる」の事例は、システム要件定義プロセスの終了が、システム方式設計プロセスの開始条件となっているため「FS関係(Finish-to-Start)」に該当します。したがって「イ」が正解です。

アローダイアグラムでは、先行作業の完了を待って後続の作業が開始する「FS関係(Finish-to-Start)」しか扱えませんが、アローダイアグラムと同様に作業同士の依存関係をネットワーク図で表すプレシデンスダイアグラム法では、FF、SF、SSの関係も扱えるようになっています。今後の出題が予想されますので確認しておきましょう。
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