解説
先入先出法は、商品の払出単価を計算する方法のひとつで、先に仕入れたものから先に払いだされるという考えに基づいて払出単価の計算を行います。
4月10日は3,000個の払出があります。先入先出しの考えで行くと、このうち2,000個は前月からの繰り越し分(単価100円)、1,000個は4月5日購入分(単価130円)ということになります。
したがって先入先出法による4月10日の払出単価は、
{(2,000×100)+(1,000×130)}/3,000
=(200,000+130,000)/3,000
=110
以上の計算で110円になることがわかります。