平成29年秋期試験問題 午前問74
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問74解説へ
車載機器の性能の向上に関する記述のうち,ディープラーニングを用いているものはどれか。
- 車の壁への衝突を加速度センサーが検知し,エアバッグを膨らませて搭乗者をけがから守った。
- システムが大量の画像を取得し処理することによって,歩行者と車をより確実に見分けることができるようになった。
- 自動でアイドリングストップする装置を搭載することによって,運転経験が豊富な運転者が運転する場合よりも燃費を向上させた。
- ナビゲーションシステムが,携帯電話回線を通してソフトウェアのアップデートを行い,地図を更新した。
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解説
ディープラーニング(Deep Learning)は、人間や動物の脳神経をモデル化したアルゴリズム(ニューラルネットワーク)を多層化したものを用意し、それに「十分な量のデータを与えることで、人間の力なしに自動的に特徴点やパターンを学習させる」ことをいいます。人工知能分野における要素技術の1つで、深層学習とも呼ばれます。従来の機械学習と異なり、中間層の多層化によって複雑なパターンの表現と計算を可能にしていることが特徴です。
大量のデータからシステム自身が学習する仕組みをもつのは「イ」のみなので、これがディープラーニングの活用例になります。
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