分野：アルゴリズムとプログラミング
カテゴリ：プログラムの基本要素

if文による選択処理を使って、変数 num の値を以下の4つの条件で分けています。

1. 3で割り切れる（3で割り切れて5で割り切れない場合）
2. 5で割り切れる（5で割り切れて3で割り切れない場合）
3. 3と5で割り切れる（3と5で割り切れる場合）
4. 3でも5でも割り切れない（上記以外）

①と②の条件は、それぞれ③の条件の一部分となっています。③の条件を満たすときは常に①の条件を満たすので、aに①を入れると、"3と5で割り切れる"値についても"3で割り切れる"と表示されてしまうため適切ではありません。同様に、③の条件を満たすときは常に②の条件を満たすので、aに②を入れると、"3と5で割り切れる"値についても"5で割り切れる"と表示されてしまうため適切ではありません。このため一番最初の判定条件であるaには③の"3と5"を入れ、"3と5"で割り切れなかった値について、"3"で割り切れるか、"5"で割り切れるかの判定を行う必要があります。

したがってaが"3と5"になっている「ウ」が適切です。

なお、"3"および"5"はbとcのどちらに入れても正しく動作します。