計測・制御に関する理論(全11問中3問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
図のような黒色で描かれた円に沿って車が走るように,左右の後輪に独立に取り付けられたモーターL及びRの回転速度を制御する。センサーL及びRは反射型光センサーであり,センサーが黒色に掛かる比率が大きいと出力値が小さくなり,黒色に掛かる比率が小さいと出力値が大きくなる。この車を円に沿って走行させるためのモーター回転速度の制御方法として,適切なものはどれか。ここで,二つのセンサーの出力値が一致するときには,二つのモーターの回転速度を初期値に戻すものとする。
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出典:平成29年秋期 問 4

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分野:テクノロジ系
中分類:基礎理論
小分類:計測・制御に関する理論
解説
まず設問に係る条件を整理しておきます。

[センサーと出力値の関係]
センサーに掛かる黒色部分が大きくなる→出力値が減る
センサーに掛かる黒色部分が小さくなる→出力値が増える

[車の制御]
左方向に進行させる→左の回転を下げ、右の回転を上げる。
右方向に進行させる→左の回転を上げ、右の回転を下げる。

次に車が黒いラインから右にずれているケースと左にずれているケースの2つを考えます。
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図の右のケースのようにセンサーの出力値がL>Rならば、車は黒いラインの左側に逸れています。このためモーターLの回転速度を上げ、モーターRでは下げることで、車が右方向に進むように制御します。反対に、図の左のケースのようにセンサーの出力値がL<Rならば、車は黒いラインの右側に逸れています。このためモーターLの回転速度を下げ、モーターRでは上げることで、車が左方向に進むように制御します。

したがって正しい組合せは「イ」です。

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