ネットワーク応用(全24問中14問目)
No.14解説へ
パケット交換方式に関する記述として,適切なものはどれか。
出典:平成20年秋期 問52
- 情報を幾つかのブロックに分割し,各ブロックに制御情報を付加して送信する方式であり,誤り制御は網で行う。
- 通信の呼ごとに,発信側と着信側との間に設定される物理回線を占有してデータを送受信する方式である。
- 転送するデータをセルと呼ばれる単位(固定長)に区切り,それぞれにあて先を付け,高速に交換する方式である。
- ネットワーク内の転送処理を簡単にした方式であり,誤り制御は網で行わず端末間で行う。
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解説
パケット交換方式は、送信データをパケットと呼ばれる単位に分割し、各パケットごとにあて先などの情報を付加して送信する方式です。データはパケット交換機に蓄積され、ネットワークの混雑度を見ながらあて先の端末に向けて送信されます。複数の端末で伝送路を共有することができるので回線を効率的に利用することができ、パケット交換機にて誤りが検出された場合は再送要求が行われるため、信頼性の高い通信を行うことができるという利点があります。
- 正しい。パケット交換方式の説明です。
- 電話などのように二者間の通信経路を確保したまま通信を行う回線交換方式の説明です。
- ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)の説明です。パケット交換方式ではプロトコルごとに通信パケットサイズが異なります。
- パケット交換方式に実装されているフロー制御や再送制御などを簡略化した交換方式であるフレームリレーの説明です。
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