データ通信と制御(全58問中15問目)
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解説
OSI基本参照モデルは、異機種間のデータ通信を実現するために,通信サービスを7つの階層に分割し,各層ごとに標準的なプロトコルや通信サービスの仕様を定めるという考え方をモデル化したものです。
各層は次のような役割を担っています。
各層は次のような役割を担っています。
- アプリケーション層(第7層)
- 各層のうち,最も利用者に近い部分であり,ファイル転送や電子メールなどの機能が実現されている。
- プレゼンテーション層(第6層)
- データの表示形式を管理したり、文字コードやエンコードの種類などを規定する役割をもつ。
- セション層(第5層)
- アプリケーションプロセス間での会話を構成し,同期をとり,データ交換を管理するために必要な手段を提供する役割をもつ。
- トランスポート層(第4層)
- エラー検出/再送などの伝送制御を担い通信の品質を保証する役割をもつ。
- ネットワーク層(第3層)
- エンドシステム間のデータ伝送を実現するために,ルーティング(通信経路選択)や中継などを行う役割をもつ。
- データリンク層(第2層)
- 隣接ノード間の伝送制御手順(誤り検出,再送制御など)を提供する役割をもつ。
- 物理層(第1層)
- 物理的な通信媒体の特性の差を吸収し,上位の層に透過的な伝送路を提供する役割をもつ。
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