データ通信と制御(全58問中40問目)
No.40解説へ
HDLC手順に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成19年春期 問51
- OSI基本参照モデルのネットワーク層のプロトコルとして用いられる。
- パリティチェックによる誤り検出を用いて,誤りがある場合は再送要求をする。
- 非同期型の手順なので,送信するフレームの順序は上位のレイヤで制御する。
- 文字符号だけでなく,任意のビットパターンも伝送可能である。
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解説
HDLC手順(High-Level Data Link Control)は、OSI基本参照モデルのデータリンク層のプロトコルで高効率・高信頼性を目指した伝送制御手順の一種です。同期制御に任意のビットパターンを連続して送信可能なフラグ同期方式を採用し、パリティでは検出できないバースト誤りも検出可能であるCRC方式を採用しています。
- HDLC手順はデータリンク層のプロトコルです。
- ベーシック手順に関する記述です。HDLCでは誤り検出にCRC方式を採用しています。
- HDLC手順にはフラグ同期方式が使われています。
- 正しい。HDLC手順では、伝送するデータがキャラクタに限定されず、任意のビットパターンを送信することができます。
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