データ通信と制御(全58問中9問目)
No.9解説へ
LAN間接続装置に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成30年秋期 問32
- ゲートウェイは,OSI基本参照モデルにおける第1~3層だけのプロトコルを変換する。
- ブリッジは,IPアドレスを基にしてフレームを中継する。
- リピータは,同種のセグメント間で信号を増幅することによって伝送距離を延長する。
- ルータは,MACアドレスを基にしてフレームを中継する。
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解説
- ゲートウェイは、異なるプロトコルやアーキテクチャのネットワークを接続し、データ形式やプロトコルの変換を行う装置です。OSI基本参照モデルの7層すべての層の接続を行います。
- ブリッジは、異なるネットワークセグメント同士を接続し、ネットワークに流れるデータフレームのMACアドレスを基に通信を中継する装置です。OSI基本参照モデルのデータリンク層(第2層)で動作します。
- 正しい。リピータは、ネットワークを流れる電流信号の増幅や整流を行う機器です。主に信号の減衰を防ぎ、ネットワークの物理的な距離を延長するために使用されます。OSI基本参照モデルの物理層(第1層)で動作します。
- ルータは、異なるネットワーク同士を接続し、ネットワークに流れるパケットのIPアドレスを基に通信制御を行う機器です。OSI基本参照モデルのネットワーク層(第3層)で動作します。
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