情報セキュリティ(全127問中115問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
No.115解説へ
暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典:平成18年秋期 問64

  • 共通鍵暗号方式では,多数の相手との通信の際,同一の暗号化鍵を用いても安全である。
  • 公開鍵暗号方式では,暗号化鍵を通信相手へ秘密裏に配信する必要がある。
  • 公開鍵暗号方式は,共通鍵暗号方式に比べて復号処理が単純かつ高速である。
  • 通信の開始時に共通鍵を公開鍵暗号方式で暗号化して相手に送り,データの暗号化を共通鍵暗号方式で行う方法が実用化されている。
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ
解説
公開鍵暗号と共通鍵暗号を組み合わせたハイブリッド方式は、SSLやS/MIMEで実用化されています。
ハイブリッド方式における暗号化通信の主な手順は以下の通りです。
  1. 乱数から共通鍵を生成する
  2. 受信者の公開鍵を用いて共通鍵を暗号化し受信者に送付する
  3. 受信者は自身の秘密鍵で送付された共通鍵を復号
  4. 共通鍵を使用して暗号化通信を行う
暗号化と復号に共通鍵を使用するので、鍵管理を公開鍵暗号方式の枠組みで行いつつ、暗号化・復号の処理を高速に行うメリットがあります。
  • 共通鍵暗号方式では、暗号化鍵と復号鍵が同じなので複数の通信相手が同一の暗号鍵では通信の秘匿が確保できません。
  • 公開鍵暗号方式では、暗号化鍵を広く公開します。
  • 公開鍵暗号方式では、共通鍵暗号方式と比べると復号処理が複雑で処理時間がかかります。
  • 正しい。

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