情報セキュリティ(全127問中127問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
No.127解説へ
電子メールの送信者が正当な相手かどうかを確認するために,公開かぎ暗号方式を用いたデジタル署名を利用する場合,必要となるかぎの組合せはどれか。

出典:平成16年春期 問71

  • 受信者の公開かぎと受信者の秘密かぎ
  • 受信者の公開かぎと送信者の秘密かぎ
  • 送信者の公開かぎと受信者の秘密かぎ
  • 送信者の公開かぎと送信者の秘密かぎ
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ
解説
デジタル署名は、公開鍵暗号方式を使ってデジタル文書の正当性を保証する技術です。

正当性を確認するためは次のような手順が必要です。
  1. 送信者は、平文をハッシュ関数で圧縮したメッセージダイジェストを送信者の秘密鍵で暗号化し、平文と一緒に送信する。
  2. 受信者は、受信したメッセージダイジェストを送信者の公開鍵で復号し、受信した平文をハッシュ関数で圧縮したものと比較する。
  3. 1つの平文からハッシュ関数によって生成されるメッセージダイジェストは常に同じになるため、送信者から送られてきたメッセージダイジェストと、受信側でハッシュ化したメッセージダイジェストが同じなら、通信内容が改ざんされていないことが証明される。
つまり、必要となる鍵の組合せは「送信者の公開かぎと送信者の秘密かぎ」が適切です。

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