情報セキュリティ(全127問中95問目)
No.95解説へ
認証デバイスに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成23年特別 問43
- IEEE802.1Xでは,デジタル証明書や利用者ID,パスワードを格納するUSBキーは,200kバイト以上のメモリを内蔵することを規定している。
- 安定した大容量の電力を必要とする高度な処理には,接触型ICカードよりも非接触型ICカードの方が適している。
- 虹(こう)彩認証では,成人には虹彩の経年変化がないので,認証デバイスでのパターン更新がほとんど不要である。
- 静電容量方式の指紋認証デバイスでは,LED照明を設置した室内において正常に認証できなくなる可能性がある。
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解説
- そのような規定はありません。
- 読み取り機に挿入した際に、表面の金メッキの端子部分から外部電源が供給される接触型に対し、非接触型は読取り機の磁界を通過する際の誘導起電力を利用しています。このため大容量の電力を必要とする用途には接触型が適しています。
- 正しい。虹彩認証は、眼球の特徴で本人認証を行うバイオメトリクス認証技術です。虹彩とは、眼球の黒目部分、瞳孔の外側にある円状の部分のことで、その部分のしわのパターンが個人ごとに異なることを認証に利用しています。
虹彩認証の精度はメガネやコンタクトレンズをしてもほとんど低下しません。年を経ると変化する顔や声と異なり、一度登録した虹彩パターンは生涯にわたって利用可能です。 - 認証デバイスに直に触れて指紋を読み取るため、室内の明るさは問題になりません。光源が認証精度に影響するのは顔認証や虹彩認証です。
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