ソフトウェア方式設計・詳細設計(全58問中40問目)
No.40解説へ
モジュールの独立性を高めるには,モジュール結合度を弱くする必要がある。モジュール間の情報の受渡し方法のうち,モジュール結合度が最も弱いものはどれか。
出典:平成20年春期 問44
- 共通域に定義したデータを,関係するモジュールが参照する。
- 制御パラメータを引数として渡し,モジュールの実行順序を制御する。
- データ項目だけをモジュール間の引数として渡す。
- 必要なデータを外部宣言して共有する。
正解 ウ問題へ
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解説
モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを表す概念です。関連する別のモジュールに変更があった場合、モジュール同士の結合度が弱いほどその影響を受けにくくなるので、モジュールの保守性は向上します。よって、モジュール結合度が弱いほど、そのモジュールの独立性は高いと言えます。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
- データ結合(弱い↑)
- 処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している
- スタンプ結合
- 処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している
- 制御結合
- モジュールの動作を制御するための要素を受け渡している
- 外部結合
- 大域宣言された単一のデータを、複数のモジュールが参照している
- 共通結合
- 大域宣言されたレコードや構造体などのデータ構造を、複数のモジュールが参照している
- 内容結合(強い↓)
- モジュールの内部を直接参照・使用している
- 共通結合になります。
- 制御結合になります。
- 正しい。最もモジュール結合度が弱いデータ結合です。
- 外部結合になります。
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