構成管理・変更管理(全5問中2問目)
No.2解説へ
ソフトウェア開発において,構成管理に起因しない問題はどれか。
出典:平成25年春期 問50
- 開発者が定められた改版手続に従わずにプログラムを修正したので,今まで動作していたプログラムが、不正な動作をするようになった。
- システムテストにおいて,単体テストレベルのバグが多発して,開発が予定どおり進捗しない。
- 仕様書,設計書及びプログラムの版数が対応付けられていないので,プログラム修正時にソースプログラムを解析しないと,修正すべきプログラムが特定できない。
- 一つのプログラムから多数の派生プログラムが作られているが,派生元のプログラム修正がすべての派生プログラムに反映されない。
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解説
ソフトウェア構成管理は、ソフトウェア全体がどのような品目の組合せで構成されているかを構成台帳などを用いて一元管理することをいい「構成識別、バージョン管理」「構成制御、プロセス制御」「ビルド/リリース管理」「変更管理」などの作業が含まれます。
システムの構成要素は、開発の進行や環境の変化などにより随時変更されます。構成管理でソースコード及び設計書・マニュアル等の文書類の成果物の変更履歴を計画的に記録することで、ある製品バージョンと構成要素の紐付けが可能になります。さらに、不具合発生時には変更履歴を確認することで迅速な原因究明作業ができるようになります。
システムの構成要素は、開発の進行や環境の変化などにより随時変更されます。構成管理でソースコード及び設計書・マニュアル等の文書類の成果物の変更履歴を計画的に記録することで、ある製品バージョンと構成要素の紐付けが可能になります。さらに、不具合発生時には変更履歴を確認することで迅速な原因究明作業ができるようになります。
- 構成管理が定める変更方法を守らなかったことに起因する問題です。
- 正しい。プログラミング工程や設計工程に起因する問題です。
- 設計書・マニュアル類が計画的に管理されていないために発生する問題です。
- プログラム同士の親子関係の記録が疎かになっているために発生する問題です。
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