プログラム言語(全18問中2問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
Javaの特徴に関する説明として,適切なものはどれか。

出典:平成30年秋期 問 8

  • オブジェクト指向言語であり,複数のスーパークラスを指定する多重継承が可能である。
  • 整数や文字は常にクラスとして扱われる。
  • ポインタ型があるので,メモリ上のアドレスを直接参照できる。
  • メモリ管理のためのガーベジコレクションの機能がある。
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分野:テクノロジ系
中分類:アルゴリズムとプログラミング
小分類:プログラム言語
解説
  • Javaはクラスの多重継承、すなわち複数の親クラスを指定した子クラスの定義をサポートしていません。よって、複数のスーパークラスを指定する多重継承はできません。
  • 整数型(int)や文字型(char)は、原則としてクラスではなく基本データ型(プリミティブ型)として扱われます。基本データ型自体はオブジェクトではないためクラスとして扱えませんが、Javaではそれぞれの基本データ型に対応するラッパークラス(int→Integer、char→Character)が用意されていて、これを使用してデータに対する操作を行うことができます。常にクラスとして扱われるわけではないので誤りです。
  • Javaはポインタ型をサポートしていないので、メモリ上のアドレスを直接参照することはできません。
  • 正しい。ガーベジコレクションは、プログラムが動的に確保したメモリ領域のうち、不要になった部分を自動的に解放して、再び使用可能にする機能です。
    従来の(ガーベジコレクションがない)プログラム言語では、プログラマが必要なメモリを確保する命令を記述し、使用後に明示的に解放する必要がありましたが、ガーベジコレクションが採用されている処理系では、不要と判断された時点で自動的にメモリの解放が行われます。
    Java言語では、ガーベジコレクション機能が言語仕様に組み込まれているため、プログラマはメモリを確保したいときにだけコードを記述しますが、解放時には明示的にコードを記述する必要がなくなっています。

この問題の出題歴


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