入出力装置(全40問中14問目)
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表に示す仕様の磁気ディスク装置において,1,000バイトのデータの読取りに要する平均時間は何ミリ秒か。ここで,コントローラーの処理時間は平均シーク時間に含まれるものとする。
出典:平成22年秋期 問14
- 15.1
- 16.0
- 20.1
- 21.0
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解説
磁気ディスク装置のデータ読取りに要する時間は「①平均シーク時間+②平均回転待ち時間+③データ転送時間」で求めます。
平均回転待ち時間は、1回転に要する時間の半分なので、
1分÷6,000回転÷2
=60,000ミリ秒÷6,000回転÷2
=5ミリ秒
転送速度が10Mバイト/秒なので、1,000バイトのデータ転送に要する時間は、
1,000バイト÷10Mバイト=0.1ミリ秒
以上より、データ読取りに要する時間は、
10+5+0.1=15.1ミリ秒
したがって「ア」が正解となります。
情報処理技術者試験で磁気ディスク装置のアクセス時間が出題される場合、回転数は4800、5400、6000、7200とほぼ決まった値で出題されます。基準となる6,000回転/分の場合の平均回転待ち時間を覚えておけばスムーズに計算することが可能です。
- ①平均シーク時間(シークタイム)
- 磁気ディスクのヘッドが、目的のデータが保存されている位置まで移動するのにかかる時間の平均
- ②平均回転待ち時間(サーチタイム)
- ヘッドの移動が完了した後、読み出すレコードの先頭が磁気ヘッドの位置まで磁気ディスクが回転してくるのを待つ時間の平均。目的のデータがどの位置に存在するかはランダムなので、ディスクが1回転するのにかかる時間の半分が平均回転待ち時間となる
- ③データ転送時間
- 目的のデータを読み出すのに要する時間
平均回転待ち時間は、1回転に要する時間の半分なので、
1分÷6,000回転÷2
=60,000ミリ秒÷6,000回転÷2
=5ミリ秒
転送速度が10Mバイト/秒なので、1,000バイトのデータ転送に要する時間は、
1,000バイト÷10Mバイト=0.1ミリ秒
以上より、データ読取りに要する時間は、
10+5+0.1=15.1ミリ秒
したがって「ア」が正解となります。
情報処理技術者試験で磁気ディスク装置のアクセス時間が出題される場合、回転数は4800、5400、6000、7200とほぼ決まった値で出題されます。基準となる6,000回転/分の場合の平均回転待ち時間を覚えておけばスムーズに計算することが可能です。
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