オペレーティングシステム(全107問中13問目)
No.13解説へ
スケジューリングに関する記述のうち,ラウンドロビン方式の説明として,適切なものはどれか。
出典:平成30年秋期 問18
- 各タスクに,均等にCPU時間を割り当てて実行させる方式である。
- 各タスクに,ターンアラウンドタイムに比例したCPU時間を割り当てて実行させる方式である。
- 各タスクの実行イベント発生に応じて,リアルタイムに実行させる方式である。
- 各タスクを,優先度の高い順に実行させる方式である。
正解 ア問題へ
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解説
ラウンドロビン方式は、OSが各タスクに一定のCPU時間(タイムクウォンタムやタイムスライスという)を順番に割り当てていくタスクスケジューリング方式です。実行可能状態の各タスクは待ち行列で管理され、一定時間内に処理が終わらなかったタスクは、待ち行列の最後尾に移され先頭になるのを待つという流れを繰り返します。
ユーザーからみればどのタスクも同時並列的に実行されているように見えるのでレスポンスが向上にしたように感じる一方、タスク切替えにオーバーヘッドが掛かるため、適切なタイムクウォンタムを設定することが重要です。ラウンドロビン方式は、各タスクに均等にCPU時間が与えられるため、1つのコンピュータを複数のユーザーが同時に利用するタイムシェアリングシステムに適しています。
ユーザーからみればどのタスクも同時並列的に実行されているように見えるのでレスポンスが向上にしたように感じる一方、タスク切替えにオーバーヘッドが掛かるため、適切なタイムクウォンタムを設定することが重要です。ラウンドロビン方式は、各タスクに均等にCPU時間が与えられるため、1つのコンピュータを複数のユーザーが同時に利用するタイムシェアリングシステムに適しています。
- 正しい。ラウンドロビン方式の説明です。
- 処理時間順方式の説明です。
- イベントドリブンプリエンプション方式(リアルタイム方式)の説明です。
- 優先順位順方式の説明です。
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