オペレーティングシステム(全107問中28問目)
No.28解説へ
入出力管理におけるバッファの機能として,適切なものはどれか。
出典:平成28年春期 問17
- 入出力装置が利用可能になったことを,入出力装置が処理装置に伝える。
- 入出力装置と処理装置との間に特別な記憶域を設け,処理速度の違いを緩和する。
- 入出力装置と処理装置との間のデータ交換に階層を設けることによって,入出力装置固有の仕様を意識せずに利用できる。
- 入出力装置をファイルと同じように取り扱えるようにする。
正解 イ問題へ
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解説
バッファ(Buffer)とは、「緩衝するもの」の意味で、周辺機器とCPUの間にデータのやり取りが発生したときに、そのデータを一時的に蓄積しておくためのメモリ領域のことです。入出力装置とCPUでは動作速度の差が大きく、CPUが処理の途中で入出力命令をだすと、入出力動作が終了するまでの間はCPUの待ち時間が増加し、スループットが低下してしまいます。
バッファを用いた場合は、バッファメモリと入出力装置の間でデータのやり取りが行われるため、CPUは低速な入出力装置の動作完了を待つことなく、次の処理に移ることができます。これによってスループットを大幅に向上させることが可能です。
プリンター出力を行う時のスプーリングもバッファ機能の一種です。
バッファを用いた場合は、バッファメモリと入出力装置の間でデータのやり取りが行われるため、CPUは低速な入出力装置の動作完了を待つことなく、次の処理に移ることができます。これによってスループットを大幅に向上させることが可能です。
プリンター出力を行う時のスプーリングもバッファ機能の一種です。
- 入出力割込みの説明です。
- 正しい。バッファの説明です。
- デバイスコントローラーの説明です。
- デバイスファイルの説明です。
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