オペレーティングシステム(全107問中97問目)
No.97解説へ
コンピュータシステムにおけるジョブスケジューリングの特徴のうち,適切なものはどれか。
出典:平成17年秋期 問49
- CPUに割り当てるジョブをOSが強制的に切り替えるタイムスライス方式では,タイマ割込みが多発するので,スループットが低下する。
- FCFS(first-come first-served)方式のジョブスケジューリングは,ジョブ間にCPUを公平に割り当てるので,スループットや応答時間の保証が可能となる。
- 対話型処理とバッチ処理が混在するシステムでは,対話型処理の優先度を高くすることによって,対話型処理の応答性能の向上が期待できる。
- 入出力を多用するジョブよりもCPUを多用するジョブの処理優先度を上げた方が,CPUの待ち時間が少なくなるので,全体のスループットの向上が期待できる。
正解 ウ問題へ
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解説
- OSがジョブの切り替えを行うことで、CPUの遊休時間を可能な限り減らすことができるのでスループットは向上します。
- 先頭で到着したジョブから順にCPU時間が割り振られていくので、ジョブの待ち行列に並んでいるジョブの数によって、スループットや応答時間は変化します。
- 正しい。
- 入出力処理はCPU処理に比べて時間がかかります。入出力を多用するジョブの優先度を高くし、入出力処理に空き時間が生じないようにすることで全体としてのスループットが向上します。
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