トランザクション処理(全58問中53問目)
No.53解説へ
データベースの障害回復に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成17年春期 問47
- データベースの信頼性を高めるために,同一のコピーをもつよりは,常に一世代前の内容を保持することがシステムダウン対策として効果的である。
- ログファイルやジャーナルファイルには,データベース更新以前の情報よりも,むしろ記録の意味で更新後の情報を格納する。
- ロールバックとは,OLTPなどの実行中に障害が発生したとき,トランザクション開始直前の状態にデータベースを復旧する処理をいう。
- ロールフォワードでは,定期的に取得したデータベースのダンプを書き戻すことでデータベースを復旧するので,障害発生時に更新データの一部が反映されないものの,高速な復旧が期待できる。
正解 ウ問題へ
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解説
- 一世代前の内容のコピーではデータベースに書き戻すログ数が増えるため、障害からの復旧に時間がかかってしまいます。
- 障害からの回復に備えて更新前、更新後の両方をログファイルとして記録します。
- 正しい。ロールバックは、トランザクションの途中、プログラムのバグなどでアプリケーションが強制終了した場合に、更新前ログを用いてデータベースをトランザクション開始直前の状態に戻す処理です。
- ロールフォワードでは、トランザクションの更新後ログを用いてデータベースを障害発生直前の状態に復旧することができます。
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