平成14年秋期試験問題 午前問46
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解説
オブジェクト指向とは、システムの構築や設計で、処理や対象の対象となるもの(オブジェクト)同士のやり取りの関係としてシステムをとらえる考え方です。データと手続きをひとまとめにしてカプセル化することで実現します。
オブジェクト指向の考え方を取り入れたプログラム言語(オブジェクト指向言語)には、C++やJavaなどがあり、カプセル化・継承・多相性などの特徴をもっています。
オブジェクト指向の基本概念「抽象化・カプセル化・継承・クラス・多様性」については以下の通りです。
オブジェクト指向の考え方を取り入れたプログラム言語(オブジェクト指向言語)には、C++やJavaなどがあり、カプセル化・継承・多相性などの特徴をもっています。
オブジェクト指向の基本概念「抽象化・カプセル化・継承・クラス・多様性」については以下の通りです。
- 抽象化
- ある実体としてのオブジェクトから特定の性質・要素・共通性を引き出して、それらの事実を包括するクラスを定義することをいう。
- カプセル化(情報隠ぺい)
- データ(属性)とそのデータに対する手続きをひとつにまとめること。カプセルのようにオブジェクトの内部を隠ぺい(ブラックボックス化)することで、使う人は内部の情報を知らなくともオブジェクトを扱うことができる。
- 継承(インヘリタンス)
- 上位のクラスを継承して新たな下位クラスを定義できます。この時、下位クラスに上位クラスの属性が継承されるという性質。
- クラス
- いくつかの似ているオブジェクトに共通する性質を抜き出して、属性・手続きを一般化(抽象化)して新しく定義したもの。
- 多様性(ポリモルフィズム)
- オブジェクトへの操作呼び出しが、呼び出し側でなく受け手側の特性で決まる特性。同じメッセージを送っても受け手によって行われる操作が異なる様子のこと。
- is-a(汎化-特化)関係
- 「動物-犬」や「家電-テレビ」などのように「…は、○○である」で表される関係。上位クラス(基底クラス)の特性を継承して作成される下位クラスは派生クラスやサブクラスと呼ばれる。
- part-of(集約-分解)関係
- 「コンピュータ - CPU」や「自転車 - サドル」などのように「…は、○○の一部である」で表される関係。
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