平成14年秋期試験問題 午前問53
問53解説へ
システム開発においては,プロジェクト全体を幾つかの作業単位に分割して実行計画を作成する。この作業分割に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 一般には,分割した作業単位が大きいほど,工数の見積り精度は高くなる。
- 作業分割の結果として作成されたアローダイアグラムを基にWBSが作成される。
- 小日程計画で分割された作業は,担当者を割り当てられるほど詳細になっている必要がある。
- 大日程計画で分割された作業の最小単位は,一人の担当者が実行できる単位にすることが必須である。
正解 ウ問題へ
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解説
WBS(Work Breakdown Structure)は、プロジェクト目標を達成し、必要な成果物を過不足なく作成するために、プロジェクトチームが実行すべき作業を、成果物を主体に階層的に要素分解したものです。
分解後の最下層に位置する作業単位ごとに内容・日程・目標を設定し、プロジェクト実行中も作業単位ごとに計画と実績の差異を確認することで、進捗管理を効率的に行える利点があります。
分解後の最下層に位置する作業単位ごとに内容・日程・目標を設定し、プロジェクト実行中も作業単位ごとに計画と実績の差異を確認することで、進捗管理を効率的に行える利点があります。
- 分割した作業単位が大きいほど、工数の見積り精度は低くなります。
- 順序が逆でWBSで分割した作業をもとにアローダイアグラムが作成されます。
- 正しい。
- 大日程計画で分割された作業の最小単位は、一人の担当者が実行できる単位にすることは必須ではありません。
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