平成14年秋期試験問題 午前問57
問57解説へ
ある時点で旧システムから新システムへ一斉に切り替える一斉移行に関する記述として,適切なものはどれか。
- 移行した結果,エラーが発生してもその影響は順次移行に比べて小さい。
- 移行に伴う運用や保守の負担は順次移行に比べて少ない。
- 開発や移行の期間は順次移行に比べて長くなる。
- 新システムに移行した後でも,再び旧システムへ戻すことが容易である。
正解 イ問題へ
広告
解説
一斉移行方式は、システムの移行方式の1つで旧システムから新システムに一斉に切り替える方式のことです。
新旧システム比較しながら並行運用し、問題がなくなった時点で新システムに移行する「順次移行方式」に比べて、両システムの並行稼働によるコスト増が避けられることや、両システム間のデータを交換するためのプログラムを開発しなくてもいいというメリットがあります。しかし、運用後トラブルの発生する確率が相対的に高くなるデメリットがあるため、一斉移行方式の採用には十分な検討が必要となります。
新旧システム比較しながら並行運用し、問題がなくなった時点で新システムに移行する「順次移行方式」に比べて、両システムの並行稼働によるコスト増が避けられることや、両システム間のデータを交換するためのプログラムを開発しなくてもいいというメリットがあります。しかし、運用後トラブルの発生する確率が相対的に高くなるデメリットがあるため、一斉移行方式の採用には十分な検討が必要となります。
- エラーの影響は大きくなります。
- 正しい。並行稼働期間がない分だけ運用部門への負担は少なくなります。
- 並行稼働期間がない分だけ短くなります。
- 切り替え後の旧システムへの引き戻しは困難です。
広告