平成14年秋期試験問題 午前問58
問58解説へ
パソコンのハードディスクの性能維持に関する記述として,適切なものはどれか。
- データの記録と消去を繰り返したために処理速度が遅くなってきたので,ディスク最適化ソフト(デフラグメンテーションソフトやオプティマイザーソフト)を実行した。
- ハードディスクの空き領域が少なく性能に影響していると判断したので,不要なファイルをごみ箱に移動し,空き領域を確保した。
- ハードディスクの性能と品質を維持するために,定期的にフォーマット(初期化)処理して読取りエラーや書込みエラーが出ないようにした。
- フラグメンテーションによる性能悪化を解消するために,スキャンディスクを行った。
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解説
コンピューターの磁気ディスク装置では、常にさまざまなサイズのデータが書き込まれたり削除されたりしています。特にデータベースではデータを細かな単位で扱うため、長時間の使用により本来連続した領域に保存されるべきデータがディスク装置のあちこちに保存される状態になってしまいます。(データの断片化)
この状態をフラグメンテーションといい、順次アクセスの場合でも磁気ディスク装置の針の移動が何度も必要になるため、読込みに時間がかかるようになります。
フラグメンテーション状態になった場合には、ディスクデフラグを行いディスク上のデータを再配置することで、アクセス速度の改善を図り、ハードディスクの性能を維持できます。
この状態をフラグメンテーションといい、順次アクセスの場合でも磁気ディスク装置の針の移動が何度も必要になるため、読込みに時間がかかるようになります。
フラグメンテーション状態になった場合には、ディスクデフラグを行いディスク上のデータを再配置することで、アクセス速度の改善を図り、ハードディスクの性能を維持できます。
- 正しい。
- 不要なファイルをごみ箱に移動しても、データは残っているので空き領域は増えません。
- 読み取りエラーや書込みエラーチェックなどのディスクエラーのチェックには、スキャンディスクを行います。
- フラグメンテーションの解消はデフラグで行います。スキャンディスクはディスクのエラーチェックを行うツールです。
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