平成14年春期試験問題 午前問75
問75解説へ
損益分岐点に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 固定費が変わらないとき,変動費率が低くなると損益分岐点は高くなる。
- 固定費が変わらないとき,変動費率が元の1/2になれば損益分岐点も1/2になる。
- 損益分岐点での売上高は,固定費と変動費の和に等しい。
- 変動費率が変わらないとき,固定費が小さくなると損益分岐点は高くなる。
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解説
解き方としては、損益分岐点を求める公式に、当てはめて考えることで正誤を判断していきます。
損益分岐点=固定費÷(1-変動費率)
この公式を見ると、固定費または変動費率が小さいほど、損益分岐点は低くなる関係にあることがわかります。
損益分岐点=固定費÷(1-変動費率)
この公式を見ると、固定費または変動費率が小さいほど、損益分岐点は低くなる関係にあることがわかります。
- 逆で変動費率が低くなると、損益分岐点は低くなります。
- 例)固定費100として、
変動費率 0.6 ⇒ 100÷(1-0.5)=250
変動費率 0.3 ⇒ 100÷(1-0.25)≒142.8
となり、変動費が1/2でも損益分岐点は1/2になりません。 - 正しい。損益分岐点とは、売上と費用(固定費+変動費)が同じ金額になり、利益がゼロとなる売上高のことです。
- 逆で固定費が小さくなると損益分岐点は低くなります。
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