平成15年春期試験問題 午前問46
問46解説へ
ウォーターフォールモデルの特徴のうち,システム開発の一貫性を保証するものはどれか。
- 原則として,開発工程の後戻りは許さない。
- システム開発を複数の工程に分割して管理する。
- プロジェクトの組織作りが必要不可欠である。
- 前工程から引き渡された成果物を基に,次工程の開発作業を行う。
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解説
ウォーターフォールモデルとは、開発プロジェクトを時系列に「要求定義」「外部設計(概要設計)」「内部設計(詳細設計)」「開発(プログラミング)」「テスト」「運用」などの作業工程(局面、フェーズ)に分割し、開発を上流から下流に一方向に進める開発モデルのことです。
原則として、前工程が完了しないと次工程に進まない(設計中にプログラミングを開始するなどの並行作業は行わない)ことで、前工程の成果物の品質を確保し、システム開発の一貫性を保証しています。工程管理がしやすく、大規模なシステム開発に向いていますが、開発プロセスが一連の流れになっているため「工程の後戻りが難しい」「下流工程での仕様変更に柔軟に対応できない」というデメリットもあります。
選択肢のすべての記述がウォーターフォールモデルの特徴を捉えていますが、「エ」の「前工程から引き渡された成果物を基に,次工程の開発作業を行う」ことで、同じ仕様に基づいて開発が行われ「システム開発の一貫性を保証する」ことができます。
なお「開発工程の後戻りは許さない」のは、「システム開発の一貫性を保証する」ことが目的ではなく、あくまでも開発効率の低下を防ぐためといえます。
原則として、前工程が完了しないと次工程に進まない(設計中にプログラミングを開始するなどの並行作業は行わない)ことで、前工程の成果物の品質を確保し、システム開発の一貫性を保証しています。工程管理がしやすく、大規模なシステム開発に向いていますが、開発プロセスが一連の流れになっているため「工程の後戻りが難しい」「下流工程での仕様変更に柔軟に対応できない」というデメリットもあります。
選択肢のすべての記述がウォーターフォールモデルの特徴を捉えていますが、「エ」の「前工程から引き渡された成果物を基に,次工程の開発作業を行う」ことで、同じ仕様に基づいて開発が行われ「システム開発の一貫性を保証する」ことができます。
なお「開発工程の後戻りは許さない」のは、「システム開発の一貫性を保証する」ことが目的ではなく、あくまでも開発効率の低下を防ぐためといえます。
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