平成16年春期試験問題 午前問39
問39解説へ
図のようなLAN設備がある。LAN1のクライアントはLAN3に接続されているサーバを使用して,ある業務処理を行っている。通常は,ルータ1を介して通信を行っているが,ルータ1の故障時にはルータ2,3を介して通信を行う。このLAN1とLAN3をつなぐLAN設備の稼働率は幾らか。ここで,各ルータの故障率は0.1とし,故障時の切替えに時間はかからず,ルータ以外のLAN設備の故障は考慮しないものとする。
- 0.729
- 0.981
- 0.990
- 1.000
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解説
各ルータの稼働率は、(1-故障率)で求められた 0.9 です。またLAN1とLAN3が通信するためには、ルータ1が稼働,またはルータ2とルータ3が両方とも稼働としていることが求められます。
これらの条件を単純化したモデルで表すと次のようになります。ルータ2とルータ3が直列に接続されている部分の稼働率は、
0.92=0.81
上記の部分と、ルータ1が並列に接続されているので、
1-(1-0.9)(1-0.81)
=1-0.1×0.19
=1-0.019=0.981
LAN設備の稼働率は0.981であることがわかります。
これらの条件を単純化したモデルで表すと次のようになります。ルータ2とルータ3が直列に接続されている部分の稼働率は、
0.92=0.81
上記の部分と、ルータ1が並列に接続されているので、
1-(1-0.9)(1-0.81)
=1-0.1×0.19
=1-0.019=0.981
LAN設備の稼働率は0.981であることがわかります。
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