平成17年秋期試験問題 午前問33
問33解説へ
コンピュータシステムの性能評価に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- CPU性能を測定するベンチマークプログラムは多くの応用範囲をカバーしているので,コンピュータ導入からシステム増強計画に至るまでの性能予測に利用できる。
- 運用中のシステムでは,ソフトウェアモニターを用いて統計データを収集し,分析することによって,性能上の問題点を把握することができる。
- コンピュータシステムの資源増強を計画する場合,負荷予測に基づくプロトタイピングモデルによって,システム全体を運用した場合の性能が確認できる。
- システムが実際に稼働していない段階で,ハードウェアモニターによる模擬実験によって,コンピュータシステムの性能が予測できる。
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解説
- ベンチマークテストでは、プロセッサの性能を評価するときは「SPEC」、オンライントランザクション性能を評価するときには「TPC」というように、それぞれの評価対象に適したプログラムを選択する必要があります。
- 正しい。
- プロトタイピングモデルは、資源を増強する部分の性能評価には有用ですが、システム全体の性能までを確認することはできません。
- ハードウェアモニタリングは、専用の装置を用いてCPUやメモリの状況を測定・分析する手法ですが、実際に稼働していない状態でのモニタリングからでは本番環境での使用状況を予測することができません。
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