平成17年秋期試験問題 午前問36
問36解説へ
あるコンピュータ上で,異なる命令形式をもつ別のコンピュータで実行できる目的プログラムを生成する言語処理プログラムはどれか。
- エミュレーター
- クロスコンパイラ
- 最適化コンパイラ
- ジェネレーター
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解説
- エミュレーターは、特定のアーキテクチャのコンピュータやデバイスの挙動をソフトウェアの機能として模倣し、本来とは異なる動作環境で疑似的に実行できるようしたプログラムです。
- 正しい。クロスコンパイラは、コンパイラが動作している以外のプラットフォーム向けに実行ファイルを生成する機能を持つコンパイラです。主に組込みシステム向けのコンパイラとして使われたり、マルチプラットフォーム対応のコンパイルに使われます。たとえばWindows上で動作する開発環境で、Linux用の実行ファイルを生成するというようなことが可能になります。
- 最適化コンパイラは、特定用途のプロセッサやアーキテクチャの特性に合わせて、ソースコードを最適化することができるコンパイラです。主に資源の制約が厳しい組込みシステムの開発で使用されています。
- ジェネレーターは、ソースコードを記述しなくても処理条件の入力・処理・出力・引数などのパラメータを指定することで自動的にプログラムを生成する言語プロセッサです。
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