平成21年秋期試験問題 午前問7
問7解説へ
オブジェクト指向プログラムの特徴はどれか。
- 計算順序は制御フローではなくデータの流れによって規定される。命令は,入力となるすべてのデータがそろったときに実行可能となる。
- 計算の制御は命令から命令へ順次渡される。命令間でのデータの受渡しは,“変数”を介するメモリヘの参照によって間接的に行う。命令とデータの定義は分離されている。
- データを外部から隠ぺいし,メソッドと呼ばれる手続によって間接的に操作することができる。プログラムは,データとメソッドをひとまとまりにしたものの集まりである。
- プログラムは,入れ子構造の演算式,関数を表現する命令(演算記号),データによって構成され,“命令実行”に対応するのは“演算式又は関数の値の計算(評価)”である。
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解説
C言語に代表される手続き型プログラムでは、プログラムは関数の組合せで構成されるのに対して、オブジェクト指向プログラムの考え方では、オブジェクトと呼ばれる機能をまとめた部品によってソフトウェアが構成されます。
データとそのデータに関連する手続き(メソッド=Method)をひとまとまりとして定義することで、そのオブジェクトは独立した部品として扱うことができるようになります。これによってオブジェクトの内部の設計を知らなくても、外部から手続きを呼び出すことで目的の処理を実現することができるようになります。オブジェクト指向によってソフトウェア機能の部品化・再利用を行うことができるので生産性も向上します。
代表的なオブジェクト指向プログラム言語にJava, C++, Delphi, C#などがあります。
データとそのデータに関連する手続き(メソッド=Method)をひとまとまりとして定義することで、そのオブジェクトは独立した部品として扱うことができるようになります。これによってオブジェクトの内部の設計を知らなくても、外部から手続きを呼び出すことで目的の処理を実現することができるようになります。オブジェクト指向によってソフトウェア機能の部品化・再利用を行うことができるので生産性も向上します。
代表的なオブジェクト指向プログラム言語にJava, C++, Delphi, C#などがあります。
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