平成24年秋期試験問題 午前問5
問5解説へ
四つのデータA,B,C,Dがこの順に入っているキューと空のスタックがある。手続pop_enq,deq_pushを使ってキューの中のデータをD,C,B,Aの順に並べ替えるとき,deq_pushの実行回数は最小で何回か。ここで,pop_enqはスタックから取り出したデータをキューに入れる操作であり,deq_pushはキューから取り出したデータをスタックに入れる操作である。
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解説
「キュー」と「スタック」のデータ構造についておさらいしておきます。
- キュー
- 先入れ先出しのデータ構造で、データを追加操作はenqueue(エンキュー)、データを取り出す操作はdequeue(デキュー)と呼ばれる。
- スタック
- 後入れ先出しのデータ構造で、データを追加操作はpush(プッシュ)、データを取り出す操作はpop(ポップ)と呼ばれる。
- 初期状態
- キューからAを取り出しスタックに追加する。(deq_push)
- キューからBを取り出しスタックに追加する。(deq_push)
- キューからCを取り出しスタックに追加する。(deq_push)これでDがキュー構造の先頭に配置されました。
- スタックからCを取り出しキューに追加する。(pop_enq)
- スタックからBを取り出しキューに追加する。(pop_enq)
- スタックからAを取り出しキューに追加する。(pop_enq)並び替え完了
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