平成25年春期試験問題 午前問11
問11解説へ
MPUの割込みには外部割込みと内部割込みがある。外部割込みの例として,適切なものはどれか。
- 0で除算をしたときに発生する割込み
- ウォッチドッグタイマのタイムアウトが起きたときに発生する割込み
- 未定義命令を実行しようとしたときに発生する割込み
- メモリやデバイスが存在しない領域にアクセスしたときに発生する割込み
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解説
割込み(Interrupt)は、すぐに対処しなくてはならない問題などがシステムに生じたときに、実行中のプログラムの処理をいったん停止し、優先的に事象の解決を図ることを可能にする仕組みです。
割込みは、実行中のプログラムが原因でCPU内部で発生する内部割込みと、それ以外のCPU外部で発生する外部割込みに分類ができます。
割込みは、実行中のプログラムが原因でCPU内部で発生する内部割込みと、それ以外のCPU外部で発生する外部割込みに分類ができます。
- 内部割込み
- 実行中のプログラムが原因で起こる割込み
0除算やオーバーフローなどのプログラム中での不正な処理や、ページフォールトの発生、入出力処理などの機能をシステムコールをしてOSに依頼するためのSVC割込みなどがある。 - 外部割込み
- 内部割込み以外の原因で起こる割込み
タイマ割込み、入力装置の操作などによって発生する入出力割込み、ハードウェアに障害が発生したときの機械チェック割込みなどがある。
- 0での除算は結果が無限となってしまうため不正な処理となります。実行中のプログラムに起因する割込みなので、内部割込みに分類されます。
- 正しい。ウォッチドッグタイマとは、システムに異常が発生したことを検知し、それを通知する目的で設定されるタイマです。この割込みは実行中のプログラムではなく、システム状態に起因するので外部割込みに分類されます。
- 実行中のプログラムに起因する割込みなので、内部割込みに分類されます。
- 実行中のプログラムに起因する割込みなので、内部割込みに分類されます。
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