平成28年秋期試験問題 午前問31
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解説
TCP/IP階層モデルはOSI基本参照モデルと異なり全部で4つの階層から成っています。また両モデルの対応関係は次のようになっています。(TCP/IP階層モデルは一般的には4層ですが、設問に合わせてネットワークインタフェース層をリンク層とハードウェア層に分割しています)図中で、2つのLANセグメントはインターネット層(OSIモデルではネットワーク層)で接続しているので、装置Aとして適切なのはルータになります。
- スイッチングハブは、TCP/IP階層モデルのリンク層(OSIのデータリンク層)で接続し、通過するMACフレームのMACアドレスをもとにハードウェア処理で適切なポートに転送する装置です。
- ブリッジは、TCP/IP階層モデルのリンク層(OSIのデータリンク層)で動作し、通過するデータフレームのMACアドレスをもとにソフトウェア処理で適切なポートに転送する装置です。
- リピータハブは、TCP/IP階層モデルのハードウェア層(OSIの物理層)で動作し、データ伝送中に弱くなった電気信号を増幅することで、データの伝送可能距離を延長する接続装置です。
- 正しい。ルータは、TCP/IP階層モデルのインターネット層(OSIモデルではネットワーク層)で動作し、通過するパケットのIPアドレスをもとにパケットを最適な経路に中継する通信装置です。
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