平成30年秋期試験問題 午前問22
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解説
否定論理積(2入力NAND)は、2つの入力がともに1のときにだけ結果が0、その他の場合は1となる論理演算です。NAND素子を組み合わせることによってAND、OR、XOR、NOT、NORなどの回路を構成することができます。そして、多入力NANDは入力が1つでも"0"なら"1"を返す論理回路です。本問では4入力NANDを構成することになっているので、4つの入力のいずれかが"0"であるときに"1"を出力する、または全ての入力が"1"のときに"0"を出力する論理回路になっていればよい訳です。まず、4つの入力に"1"を設定したときに"0"を出力するか否かによって正しい論理回路図を選別していきます。この時点で「ア」と「ウ」は不適切であると判断できます。残った「イ」と「エ」について検証を続けます。ここでは4つの入力に"1010"を与えた場合の出力を見てみます。消去法により「イ」が4入力NAND回路と判断できます。なお「エ」は4入力NOR回路です。
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