基本情報技術者令和6年 [科目A]問12

問12

アジャイル開発手法の一つであるスクラムで定義され,スプリントで実施するイベントのうち,毎日決まった時間に決まった場所で行い,開発チームの全員が前回からの進捗状況や今後の作業計画を共有するものはどれか。
  • スプリントプランニング
  • スプリントレトロスペクティブ
  • スプリントレビュー
  • デイリースクラム

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法

正解

解説

スクラムは、アジャイル開発の方法論のひとつで、開発プロジェクトを数週間程度の短期間ごとに区切り、その期間内に分析、設計、実装、テストの一連の活動を行い、一部分の機能を完成させるという作業を繰り返しながら、段階的に動作可能なシステムを作り上げるフレームワークです。

スクラム開発では開発反復の単位を「スプリント」といいます。スプリント実施の際に行うべきイベントとして、スプリントプランニング、デイリースクラム、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブが定義されています。
  • スプリントプランニングは、スプリントの開始に先立って行われるミーティングで、プロダクトバックログの中から、そのスプリントで開発するものを決定する場です。
  • スプリントレトロスペクティブは、スプリント終了後に次のスプリントを見据えて行われる振り返りです。上手くいったこと、上手くいかなかったこと、それに対する改善法・解決法を話し合う場です。
  • スプリントレビューは、スプリントの終了時に、スプリントの成果を検査し、今後の適応を決定する場です。関係者を集めて成果物のデモンストレーションを行い、成果物を検査し、フィードバックを得ます。
  • 正しい。デイリースクラムは、開発チーム全員の活動や進捗を共有するために、スプリント実施中に毎日10~15分程度行われる確認・調整のための会議です。昨日やったこと、今日やること、障害になっていることを各人が話すものです。コミュニケーションを改善し、障害物を特定し、迅速な意思決定を促進するために行われます。
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