トランザクション処理(全58問中20問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
ロックの両立性に関する記述のうち,適切なものはどれか。

出典:平成27年秋期 問29

  • トランザクションT1が共有ロックを獲得している資源に対して,トランザクションT2は共有ロックと専有ロックのどちらも獲得することができる。
  • トランザクションT1が共有ロックを獲得している資源に対して,トランザクションT2は共有ロックを獲得することはできるが,専有ロックを獲得することはできない。
  • トランザクションT1が専有ロックを獲得している資源に対して,トランザクションT2は専有ロックと共有ロックのどちらも獲得することができる。
  • トランザクションT1が専有ロックを獲得している資源に対して,トランザクションT2は専有ロックを獲得することはできるが,共有ロックを獲得することはできない。
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分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:トランザクション処理
解説
共有・専有の2種類のロックの違いを確認しておきましょう。
共有ロック
データを読込むときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる更新処理ができなくなる。(読込みは可能)
専有ロック
データを更新するときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる読込みや更新ができなくなる。
上記の性質から、ある資源に共有または専有ロックがかけれられている場合の新たなロックの可否は次の表のとおりになります。
29.png
つまり資源にかけられたロックが"共有"である場合のみ、別のトランザクションが新たに"共有ロック"をかけることができます。

したがって適切な記述は「イ」になります。

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